結婚、出産、入学などの喜ばしい出来事には、温かいお祝いの気持ちが大切です。
しかし時に内祝いは大変な労力を強いることも。
本当に必要なのか、ためらいを感じることもあるのではないでしょうか。
今回の記事では、内祝いが「めんどくさい」と感じる背景に迫ります。出産内祝いへの思いや、「お返し不要」への対応について考えていきます。
そもそも、なぜ内祝いは大変なのか。その本当の原因とは何か。内祝いの精神とは何かを確認します。
さらに、内祝いを断る方法や上手に対処するコツについて実践的なアドバイスもご紹介します。
内祝いはばかばかしいしめんどくさい?内祝い文化の背景を知ろう
出産内祝いについて、皆さんはどのように感じていますか?
嬉しい出来事にも関わらず、内祝いの準備は大変だと思う人は多いのではないでしょうか。
贈り物の選び方、包装の手間、内容記入等々、気を遣うポイントが多数あります。
「お返し不要」と言われても対応に困った経験がある人もいることでしょう。
贈られた分の2倍のお返しが必要と考えてしまうことも。
しかし、内祝いを「めんどくさい」と感じるのには理由があります。
今回は内祝いの文化的背景とともに、内祝いの本質について考えてみましょう。
上手に対処すれば、内祝いは喜びを分かち合う喜びの文化になるはずです。
「お返し不要」への対応に困る
内祝いの品をもらって「お返しは不要です」と言われても、何らかの形でお返ししなければいけないのではないかと感じる人は多いのではないでしょうか。
「お返し不要」の言葉どおりに受け取ることが相手の気持ちを尊重することだと考えることも大切です。
しかし実際には、同等のお返しが当然とされている風潮があり、「お返し不要」の言葉を額面通りに受け取れないジレンマがあるのが現状です。
この点については内祝いの文化を見直す必要があるでしょう。
内祝いの「ばかばかしい!めんどくさい」の本当の原因
内祝いが「めんどくさい」と感じる理由の1つに、最初から高額な内祝いを送られ、同程度のお返しが当然とされていることがあるでしょう。
内祝いの金額や内容が高く設定されていること自体が負担に感じられています。
内祝いの趣旨から外れているのではないでしょうか。
むしろ気持ちの部分を大切にし、金銭的負担を求めない文化を目指すべきではないでしょうか。
最初から半額にしてくれればいいのに
内祝いが高額になりがちな背景には、「最初の内祝いの金額が高ければ、それに見合ったお返しが必要」と考えられがちな文化があるからです。
例えば出産内祝いで3万円のギフト券を頂いた場合、多くの人は同じ3万円やそれ以上の返礼が必要と感じてしまいます。
しかし、内祝いの金額を最初から抑えることが大切です。1万5千円程度のプレゼントなら、お返しも1万5千円程度で済むでしょう。
最初の内祝いから金額を抑えることで、お返しの金額も自然と下がります。高額な内祝いは負担になりますが、最初から控えめな金額設定なら問題ありません。
内祝いの趣旨を考えると、高額ギフトは必ずしもいいことではありません。気持ちが大切なのですから、最初から適切な金額にしてほしいものです。
愛とは先に相手に贈るものです
内祝いの本質とは、祝福の気持ちを形にしたプレゼントを送ることにあるはずです。
相手の喜びを第一に考え、先に贈るのが内祝いの文化です。お
返しを求めるのではなく、次に祝福の輪が回ることを願うのが内祝いの精神なのです。
相手への思いやりの気持ちを大切にすることが何よりも重要なのです。
内祝いがばかばかしい!お祝いを返さなかったらどうなる?
内祝いのお返しをしなかったら何らかのペナルティがあるのでは、と不安に思う人もいるでしょう。
しかし、お祝いの気持ちは次の人へ送るもの。
お返しがなくても、内祝いの輪が途切れることはありません。
むしろ、お返しにこだわらずに温かい気持ちを次の人へ送ることが大切なのです。
お返しは必須ではありません。
大切なのは思いやりの心を育てることなのです。
要らないものは要らない!めんどくさい内祝いを断る方法
内祝いが不要な場合は遠慮なく断ることも大切です。
- 事前に内祝いはいりませんと取り決めるのが一番です。
- お祝いの品を渡す際、内祝いは要らないことをその場で伝えるのも良いでしょう。
- お互い様なら内祝いは無しにしようと話し合うのも手です。金銭的負担を避けるために話し合うことができます。
事前に内祝いはなしを取り決める
結婚や出産などの場合、婚約発表の際に両家族が顔を合わせる機会があるので、その場で「内祝いは不要です」と伝えておくのがベストです。
具体的には「私たちの結婚を温かく見守っていただけるだけで幸せです」「お祝いのお気持ちだけで十分幸せです」などの一言を入れることをお勧めします。
事前に内祝い不要を伝えておけば、後々の内祝いへの対応がスムーズになります。
お祝いをあげる時、内祝い辞退を伝える
お祝い品の受け取り時に「ありがとうございます。お返しは必要ありませんので、お気持ちだけで十分です」などとその場で内祝い不要を伝える方法もあります。
タイミングを逸しないうちに、内祝いを辞退する気持ちを伝えることが大切です。
店頭での受け取りだけでなく、後日お礼の手紙を送る際にも、「大切なお気持ちありがとうございました」と添えて内祝い不要を記載するのが良いでしょう。
お互い様なら内祝いは無しにしようと話し合う
内祝いを無くすことが難しい場合は、お互い様なら止めましょう、と提案してみるのも一案です。
友人同士なら「お互いに内祝いするより、パーティーで祝った方がいいよね」と話し合うこともできるでしょう。
家族間では「お金のやりとりは避けたい」と伝え、気持ちだけで済ませる方法を提案してみるのも良いと思います。
金銭感情を排除し、内祝いの精神を大切にするためにも話し合うことが大切です。
内祝いがばかばかしい!めんどくさいなら、こう対処しよう
- カタログギフトを活用すれば手間なく済ますことができます。選ぶ手間が省けて便利です。
- 相手の気持ちを害さないように、丁寧に内祝いを断ることを心がけましょう。一方的に押し付けるのではなく、話し合いを持つことが大切です。
カタログギフトでスムーズに済ませる
内祝いの準備が大変な場合、デパートや専門店のカタログギフトを活用するのがオススメです。
予算に合わせて選べるので迷うことがありません。
le cruset の高級なほ乳瓶やベビー用品もあれば、3000円程度からのキュートなギフトも豊富に揃っています。
インターネットで簡単に注文でき、店舗での受け取りも可能です。
用紙に一言添えるだけで済むので、準備の手間が最小限で済みます。
失礼がないように注意しながら断る
内祝いを断る際は、相手の気持ちを損ねないよう丁寧な言葉遣いが大切です。
「すでにたくさんの方からお祝いをいただいているので」「生活費が厳しいため」などの事情を一言添えると、理解してもらいやすいでしょう。
また、お祝いの気持ちは感謝しているという気持ちを伝えることも大切です。
「温かいお気持ち本当にありがとうございます。大切にさせていただきます」などの一言が相手への配慮になると思います。
まとめ:内祝いの本質を考え、上手に対処しよう
内祝いが「めんどくさい」と感じるのは、形式に流されている証拠かもしれません。
内祝いの趣旨を理解し、気持ち良くお祝いをすることや断ることが大切です。
内祝いの心を大切にすれば、内祝いは喜びの文化となるはずです。
金銭的負担を強いるのではなく、思いやりの心を育む機会とすることが重要です。